屋台の商品価格! 屋台商品はなぜ高い??【2024年版考察】価格のレビュー10!
お祭りの目玉ポイントは『お祭り以上に屋台!』という方が非常に多いですが、僕もそんな考えの1人だったりします☆
でも、子供時代の屋台商品価格は基本的に高く、その上で『自分でも作れそう』みたいな感想を持つわりに、良い意味で特別感があるのですよね☆
で、そんな自分自身が成長して大人になって屋台価格を眺めると…?
今や自らが労働の身に置き、少なからず稼ぎは出来ているとしても、
『やっぱり高く感じる』
というね…(笑)
幼少期、母親から
『もっと安いのにしな!』
とか、
『高くて買えない!』
なんて言葉をよく耳にしましたが、実際に人の親という立場になると、案外(悲しくも)当時の母親の言葉が理解できたり…。
という事で、こちらではこのサイトの本質である
『屋台価格のなぜ高い?』
といった内容に関する回答を10個(以上)用意し、その上で2024年版の屋台商品価格を記録しておきますね☆
※ 当ページに記載される数値及び画像の価格は掲載時期の価格であり、現在価格と異なる場合があります。
また、このページで紹介する屋台商品価格は『僕自身が現地で確認した価格』となりますので、地域によっては大きな価格差が生じる場合があります。
屋台の商品価格! 屋台商品はなぜ高い??【2024年版考察】価格のレビュー10!
屋台価格の忖度なしレビュー10(以上)です!
こういった内容を考えると自分の中で話が長くなるので、まずは短い一言集(?)から。
屋台の商品価格! 屋台商品はなぜ高い??(一言版)
- どんぶり勘定で100円単位の設定が割高に繋がった。
- 理想の価格がそのまま数字になっている。
- その場に根付かないのが屋台なので、1回1回の移動費用がかさばる。
- 在庫の長期保尊が難しい。売れようが売れまいが、売れ残りを使い回す事も難しい。
- あまりに低価格だとイベントの意味が異なってしまう。
- イベント中止時には収入がゼロになり、それどころか原材料費でマイナスにも。
仕事が出来ない分の稼ぎも必要になるから。 - イベントが発生しない時期は売上無しが続く事も。
サラリーマンと違って保証された給料が発生しないので、その分も稼がなければいけない。 - お祭りと言えば『高い買い物もOK』というユーザーが少なくない事を知っているから。
- お腹いっぱいになられるとリピートに期待できない。
なので初めから理想価格で勝負する。 - 自分だけ安くすると、的屋全体から敵の目される…。
- 1つ1つの屋台がプロの職人だから、味や量ではなく、プロ価格。
…と、こんな感じで短く『屋台の値段が高い理由』を考えてみました☆
で、次は今の話をもう少し掘り下げてみます。
屋台の商品価格! 屋台商品はなぜ高い??(解説版)
いろんな角度から物事言いますが、ちょっと商売人としての専門知識も含まれます☆
(いろいろ諸説ありな場合もあります)
- 基本的に『高く設定』という考えではなく、どんぶり勘定な場合がそもそもの高価格設定の始まりなんですね。
(現金の受け渡しを極力少なくした結果、キッチリ500円1枚とか、10円単位は全て繰上げなど、可能な限りお釣りの非発生を意識した結果、100円単位の価格が完成したとか) - 一般のスーパーなどとは異なり、『コレがこの値段で売れたらいいな…』という思いがダイレクトに数字化されている。
- 多くの的屋は基本的に長期間その場に店舗を構えないので、とにかく移動費用がかさばる。
その移動費用を値段に乗せなければ商売にならない。 - 『屋台』という名の店舗内の保管スペースが限られ冷蔵スペースもほぼ存在しないため、食材の全ては一度屋台に持ち込んだ瞬間から消費期限に向かってカウントダウンが開始される。
よって、持ち込んだ販促物の多くがその祭事中の使い切りであり、売れ残りが強制廃棄となると、必然的にその廃棄材料分も値段に乗せられてしまう。 - 基本的に『お祭り価格』であり、そもそも多くの場合は屋台ありきのお祭りではなく、現地の祭事あっての屋台という考え。
そのため、商売の場を与えてくれる的屋側の感謝の意味も含まれ、『値段気にして悩むくらいなら、本来楽しむべきイベントに目を向けろ。ビンボー人がわざわざ高値の商品に迷ってせっかくのお祭りを無駄にするな』といった意味があるとかなんとか。
(by,小学生時代の僕にお説教してくれた屋台のおじさんのお話☆)
- 屋台の多くはだいたい1日勝負!
(数日間にまたいでも多くは2日や3日といった程度)
例えば悪天候時のお祭り中止は珍しくなく、そうなると屋台を出しても客は激減。というか完全ゼロの場合も。
最終的に売る事の出来ななった食材の多くは出資ばかりの廃棄に繋がるため、商売にならなかった場合のコストも計上される。 - 年がら年中、祭り事は発生しないため、当然ながら的屋業界にも閑散期が存在。
一般的な食料品店との最大の違いは、閑散期(商売が出来ない日)は収入が完全ゼロになってしまう事。
的屋職人は収入ゼロの期間も生きていかなければいけないので、そんな収入ゼロ期間を食べ続けるための価格設定でもある。 - イベント会場に来るユーザーの多くは、『イベントのみが目的』ではなく、『イベント+屋台』という場合も非常に多い。
なので、わざわざ安売りを意識する必要は無い。 - 屋台商品の多くは飲食物に偏るため、食べる客の胃はいずれ満たされ、お腹いっぱいになると必然的に商品が売れなくなる。
リピートに期待できない分値段に反映させないと、最終的な売り上げを損ねてしまう。 - 的屋業界はグループ化している場合が多いため、勝手に値段を安くすると仲間内から嫌われてしまうどころかグループ全体の売り上げに影響してしまう。
- 多くの屋台は1人で1アイテムを専門的に管理しているため、実は専門性はレストランなどより格上。
そんなプロ価格が屋台価格でもある。
という事で、屋台価格が基本的に高いという考察でした。
あくまで僕個人の考察なので、全然的外れな場合もあるかもですが、
『毎日開業できるわけではない商売が屋台』
と考えれば、提示される金額も納得できるのでは??
屋台そのものの エピソード
レビューだけでは短いので、個人的な屋台にまつわるお話を。
暇な人だけ読んでくださいな。
本格的専門店の『屋台』
『屋台』って幼心に『こわいおじさんが経営している』といった印象が個人的に昔からあって、いわゆる『カタギとは異なる存在』と思い込んでいたのですね。
100%偏見ではありますが、俗に表現される裏社会で活動する人々の職業の1つが屋台と勘違いしていたわけです。
まあ、ある方向に目線を向ければそれも完全な間違いと言い切れない場合もあるのですが、それって表社会においてもあまり変わらないのですね。
昔の商売と言えば俗に表現される『専門店』ばかりの社会だったわけですが、それぞれの企業が多様性を求めた結果、『何でも屋ばかりのお店』が多数出現する現代に突入しているわけで。
屋台物を腹に入れて暖まりながら御神輿の練り歩きを待っております
鶏皮焼き500円
次いで味噌おでん1K(予想外に高い😓)— 行者大蒜 (@k8ZAHtWjKtuHGHB) September 25, 2024
で、例えばラーメン専門店やたこ焼き専門店といった飲食店も『提供できる範囲での多様性』を求めた結果、とうの昔に原型を失っている飲食店も多数存在しますね。
その一方で屋台はというと、今でもほとんどの場合が『原型そのまま』な商売が多く、多少の見映えの変化はあっても中身そのものは古くから伝わる分かり切った食品が多く並ぶという。
- ちょっとアレンジ性の足りない食品、
- ちょっとぶっきらぼうな店主がこだわる1品、
- 喜怒哀楽の感情変化が大きな職人魂、
- 全力で仕込み、全力で調理し、全力で陳列し、ヒマとなれば全力で休む!
なんと言うか、『古き良き日本』をそのまま現代に持ち越しているのが『屋台』と思えるところが好きなんですね。
今はサービスばかりで時間に追われるばかりの日本ですが、こうした的屋は本来の商売の在り方を伝統として言葉なく伝えているところが素晴らしいと感じる今日この頃です。
屋台は的屋とも言われ、商売そのものが『的当てゲーム』みたいなところがあり、ヒットすれば高い売り上げに直結しますが、外せば簡単に大損害を被ります。
なんたって多くの場合が1本化された商品での勝負ですからね。
そういう意味では、屋台の多くは『その種の専門店』となるわけですね。
商売に魂を落とし込む分、店主もちょっと怖く感じるわけですが、裏を返せばそれだけ真剣に商売をしているという話でもあるのですね☆
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